ロサンゼルス – 2022年12月8日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)はAGM-88G射程延伸型先進対レーダー放射ミサイル(AARGM-ER)の4回目の実射に成功しました。11月30日にカリフォルニア州沖のポイント・マグー射場において、米海軍のF/A-18スーパーホーネットがAARGM-ERを発射し、実戦を想定した洋上の移動標的の破壊に成功しました。

米海軍のDirect and Time Sensitive Strike(PMA-242)のプログラム・マネージャーであるA.C.ダトゥコ大佐は次のように述べています。 「今回の実射試験においても、AARGM-ERは遠距離から重要な防空システム標的を探知・識別し、位置を特定して撃破する能力を実証しました。この実射試験によって、洋上を移動する目標を撃破するAARGM-ERシステムの能力が示されました。これは紛争時における米海軍によるシーレーン防衛をサポートする極めて重要な能力です。この重要かつ必要な能力を米軍に提供すべく絶えず献身している米国政府・企業チームの皆さんに感謝の気持ちを表します。」
現在、ノースロップ・グラマンは2年以内の初期運用能力(IOC)配備を支援するためのAARGM-ER生産契約を結んでいます。AARGM-ERミサイルの第1ロットと第2ロットを生産する低率初期生産(LRIP)契約も獲得しています。
AARGM-ERには、現行のAARGMミサイルのセンサー、電子機器、デジタルモデルだけでなく、高いパフォーマンスを発揮する新しいミサイル形状、延長射程を可能にする推進システムや先進的な弾頭の技術が投入されています。この極めて重要な対防空能力は米海軍、空軍、そして海兵隊に提供されます。
ノースロップ・グラマン社の先進兵器担当バイス・プレジデントであるゴードン・ターナーは次のように述べています。「脅威国のシステムが一層長射程化し、破壊力を増している状況において、信頼性が高く生存性の高いスタンドオフ兵器の必要性は一層増大しています。AARGM-ERは、ミッション遂行に必要な条件をより低コストで達成し、米軍を防護する能力を目に見える形で示し続けているのです。」
AARGM-ERは、米海軍のF/A-18E/Fスーパーホーネット及びEA-18Gグラウラー、そしてF-35で運用されます。
ノースロップ・グラマン社について
ノースロップ・グラマンは、グローバル・セキュリティ及び人類にとっての新たな発見に活動の重点を置くテクノロジー企業です。時代を切り拓く弊社のソリューションは、顧客が米国及び同盟国と結びつき、発展し、自らを守るために必要な能力を提供しています。顧客の最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。