プリマス（ミネソタ州） – 2024年10月9日 – 中口径砲のトップメーカーでもあるノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)は、2種類の給弾方式を初めて備えた次世代M230LF（リンク・フェド)デュアルフィード方式のブッシュマスター®チェーンガン®を発表します。この新型の30×113mmの中口径チェーンガンはM230LFチェーンガンの効果が証明されている派生型で、対無人航空機(C-UAS)と地上目標への対処を可能とします。
- デュアルフィード方式によって、1つのフィードで混合弾薬ベルトを使う必要がなくなります。
- 2種類の弾薬の切り替えが可能です。標準的な推奨弾薬は、C-UAS用のXM1211近接信管付弾薬、対装甲用のXM1198多目的榴弾です。
- M230LFは現在、技術成熟度レベル(TRL)６です。この基準を満たすことによって、現在2025年初めに予定されている実弾でのデモンストレーションを実施することが可能となります。
専門家のコメント：
ノースロップ・グラマン社兵器システム部門担当バイス・プレジデントのデイブ・ファインは次のように述べています。「M230LFデュアルフィード・ブッシュマスターチェーンガンは、そのデュアルフィード技術による給弾する弾薬の切り替えによって、これまでになかった新しい柔軟性をもたらします。50年にわたってバトルプルーフされてきた経験を組み入れた先進的な技術を用いた次世代のこの中口径砲により、射手は脅威に対して素早く対応することができるようになります。ノースロップ・グラマンのブッシュマスターシリーズの最新タイプであるこのチェーンガンは、厳しさを増す脅威環境に対処する信頼性の高いマルチミッション能力をもたらします。」
M230LFデュアルフィード・ブッシュマスターについて：
中口径のチェーンガンとしては初めてデュアルフィード方式を採用するM230LFは進化する戦場に柔軟な破壊力をもたらします。M230LFのシステムは給弾経路を即座に切り替えることができます。射手は目標の種類によって異なる30×113mm弾薬を選択し、目標に対してシームレスに対処することが可能になります。
デュアルフィードシステムによって、射手はスイッチを切り替えることで高性能弾薬を選択することができ、ミッション対応の柔軟性と破壊力が向上します。2種類の弾薬を選択できることによって、目標に対して、その性質に対する最適な弾薬で対処することが可能になります。それにより対処時間が短縮され、ロジスティックス負担が減るだけでなく、弾薬の再装填が必要となる前により多くの交戦が可能になります。
この新型ブッシュマスターはシングルフィード型のM230LFとほぼ同じ重量で、60％の部品の共通性があります。すでにM230LFを使用している運用者にとってはより迅速な定期修理と整備の時間短縮が可能になります。シングルフィード型を好むカスタマー向けに、シングルフィード型のM230LFの生産も継続されます。
ノースロップ・グラマン社について
ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。
