サンディエゴ – 2022年5月23日 – 米海軍の自律型ヘリコプター・システムであるノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)のMQ-8Cファイアスカウトは、沿岸海域戦闘艦ジャクソン(LCS-6)に搭載され、2回目となる艦艇での運用展開と、インド太平洋責任区域への初めての展開を行いました。この展開で、ファイアスカウトは洋上で情報収集・警戒監視・偵察及びターゲティング(ISR&T)を実施する更なる能力を指揮官に提供しました。

米海軍のデニス・モナグル大佐は以下のように述べています。「MQ-8Cファイアスカウトは極めて柔軟な無人航空機システムであり、海軍と海兵隊の無人機キャンペーン計画の主要な柱です。ファイアスカウトは今後、すでに就役している沿岸海域戦闘艦で運用されていくのに加え、USSコンステレーション(FFG-62)を始めとするコンステレーション級ミサイルフリゲート艦や他の艦艇にも搭載されます。
MQ-8Cファイアスカウトの沿岸海域戦闘艦での運用は今後も継続されます。今後、コンステレーション級ミサイルフリゲート艦での運用と米海兵隊の機動展開前進基地作戦(EABO)コンセプトのもとでの陸上基地からの運用も計画されています。MQ-8Cに想定される任務には貨物輸送、対機雷戦や対潜水艦戦があります。
ノースロップ・グラマン社のファイアスカウトプログラム担当ディレクターであるランス・アイシェッドは以下のように述べています。「MQ-8Cファイアスカウトの最初の運用配備はカリブ海に展開した沿海域戦闘艦 ミルウォーキー(LCS-5)でした。ファイアスカウトはそこで更なる洋上ISR&T能力を提供し、米海軍による対麻薬作戦の成功に大きく貢献しました。」
重要な意思決定のための情報を提供することに加え、MQ-8Cファイアスカウトは有人機と無人機のチーム化(MUMT)といった先進的な能力も支援しています。これにより、広域に分散する部隊間でセンサーで得られた情報を共有し、生存性を高め、有人機のリスクと負担を軽減し、兵器の効果を一層高めることができます。ファイアスカウトは洋上の無人プラットフォームと有人アセットとのベストな統合を一層進めています。
将来戦闘に必要となるより長い航続性能を兼ね備えた自律ヘリコプターシステムであるファイアスカウトは、リスポンシブで信頼性の高いリアルタイムの警戒監視能力を提供し、航空機搭載艦や整備済み又は不整地のヘリコプターのランディングゾーンから運用可能です。
ノースロップ・グラマン社について
ノースロップ・グラマンは、グローバル・セキュリティ及び人類にとっての新たな発見に活動の重点を置くテクノロジー企業です。時代を切り拓く弊社のソリューションは、顧客が米国及び同盟国と結びつき、発展し、自らを守るために必要な能力を提供しています。顧客の最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。