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ノースロップ・グラマンの子会社SpaceLogistics社、ミッション・エクステンション・ポッド3号機によって革命的な衛星寿命延長に貢献

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ダラス(ヴァージニア州) – 2023年6月20日 – ノースロップ・グラマン(NYSE: NOC)の完全子会社であるSpaceLogistics社は、ミッション・エクステンション・ポッド(MEP: Mission Extension Pod)3号機を販売しました。この「ジェットパック」推進機は従来の衛星の寿命を延長することによって、より長期間の稼働を可能にし、さらなる収益をもたらします。

Northrop Grumman's SpaceLogistics Continues Revolutionary Satellite Life-Extension Work with Sale of Third Mission Extension Pod
MRV(左) とMEP(右)のイラスト (イラスト提供:ノースロップ・グラマン/SpaceLogistics)

Intelsat社との販売契約のもとで、ロボットアームを装備したサービス宇宙機ミッション・ロボティック・ヴィークル(MRV: Mission Robotic Vehicle)は、静止軌道(GEO)上にある同社の通信衛星にジェットパックをインストールします。それによって少なくとも6年間衛星の寿命が延長されます。この能力は世界で唯一の静止軌道上の衛星への商用サービスミッションをはじめとした、SpaceLogistics社とIntelsat社が長年培ってきた協力関係の上に打ち立てられています。 

 SpaceLogistics社プレジデントのロブ・ハーグは次のように述べています。「我が社は宇宙空間での実証された衛星サービス能力をベースに、MEPによって、企業や政府の衛星運用者に、衛星による収益の継続、レジリエンスの強化、そして持続的な機動・操作性をもたらしています。今回の販売によってMEPの第1期販売分のlaunch manifestが完了しますが、これは我々のサービスへの需要の存在を広く示すものです。SpaceLogisticsは顧客衛星の寿命を伸ばすべく、将来にわたってMEPを提供し続けるとともに、すべての宇宙利用者にとって宇宙を持続可能な空間にしていきます。」

 MRVとMEPはすでにそれぞれクリティカル・デザイン・レビューを完了しており、現在は2025年初予定のSpaceX社ファルコン9ロケットによる打ち上げに向け、製造・統合・テストを行なっています。GEO軌道上でMRVはロボットアームによるサービス能力を長期間提供し、それによって衛星の検査・位置修正・修理といったミッションに道が開かれることになります。ロボットアームの先端に特殊なツールを装着することによって、MRVは将来のミッションのニーズにも対応できるようになります。

 ノースロップ・グラマンの戦略宇宙システム部門担当のバイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャーであるロバート・フレミングは次のように述べています。「ノースロップ・グラマンのSpaceLogisticsは、商用・民生・安全保障、いずれの分野においても将来のミッションとアーキテクチャに必要となる宇宙空間でのサービスへの増大する需要に応えるべく、重要な技術の開発を継続して行なっています。我々の宇宙サービスシステムによって、衛星運用者は新しいマーケットを開拓し、アセットの価値を高め、そのビジネスを守ることができるのです。」

SpaceLogistics社は、軌道上衛星サービスシステムの開発と展開におけるグローバルリーダーであり、GEO衛星に軌道上サービスを提供してきた最初かつ唯一の会社です。多様な顧客のために、我々が開発しているサービスを提供する様々な宇宙機は、衛星の運用寿命を延長し、さらに能力を向上させ、そして将来のミッションを可能にしていきます。

ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万5千人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。  

 

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